市長選挙の結果分析
市長選の争点はマスコミでも報道された通り公共施設の対応で、その中でも巨額の資金がかかり、建設後から永遠と続く「箱モノ行政」特有の大きなランニングコストが必要な新体育館、新市民会館の建設の是非でした。
建設賛成の現職陣営は「反対者は相当数な数」と認識し、争点になると不利と考え、選挙公報では一切触れておらず、争点ぼかしと思える医療関係の考え方(政策?)を掲載しています。さらにインターネットの力が大きいと考え、アリ一匹が発信するブログを恐れ、閲覧数が増え建設に至った経緯を知られる事を恐れたと思われます。
アリ一匹の政策を恐れた現職陣営が強大な組織力を駆使し、同調圧力に弱い地域性を利用した選挙結果と解釈します。よって公共施設に対応する是非の争点から避けた結果で建設を信任されたわけではありません。との分析に至りました。
「箱モノ行政」のツケは将来必ず巡ってきます。今回投じた1票は将来に対する責任をも伴っています。
巨像(虚像?)に負けたアリ1匹より
今後、横手のリーダーとして立候補する人への提言
具体的な政策と強大な組織に対する対応策が必要となって来ます。
強大な組織に対峙する時には、何事にも屈しない勇気と覚悟が必要です。
少しでも参考になればと思います。
追記(2022.9.5)
公共施設に対応する是非の争点から逃げた選挙結果で、新体育館・新市民会館の建設を信任された事ではありません。
日本国内に公約のない首長選挙はほぼありません。市長候補者の公約なし・争点隠しの選挙公報は前代未聞です。
総投票者数の7割弱は公約のない現職陣営に白紙委任状を渡した事となります。
年間約550億円×4年=約2200億円を自由に使ってくれと意思表示したと同様です。
アリ一匹の手法は現職陣営が恐れているブログの閲覧者を増やす事だけでした。
告示後に宣伝カーを運行し、耳からもブログ閲覧の要望をしていたらと気付いたのは投票日(17日)の三日後でした。遅かった。
現職陣営はアリ一匹の政策に負けているが選挙に勝った。
アリ一匹は政策では優っているが、バックに潜む強大な組織力に負けた。
公約の実践が目的だったアリ君は、投じられた票を死票としないためにも今後も微力ながら「執拗に」「諦めないで」公約の実践に向かいます。
現職陣営に「終わりの始まり」となる白紙委任状を渡した投票者は、いずれ事の重大さを痛感する事になります。